オーダースーツ研究所とは
四ツ谷麹町オーダースーツ「Regalis Japan Group」が運営する「オーダースーツ研究所」は、スーツの基礎知識から歴史、近代オーダースーツのトレンド、設計・デザイン、ブランド同士のコラボレーション思考までを調査する専門機関です。
我々リサーチャーは、さまざまな生地メーカーや作り手のこだわり、技術を探求し、その成果を無料のレポートおよびコラムとして発信しています。
本研究所の目的は、読者の皆様がご自身のワードローブを判断し、自信を持って「本物」を選び取るための、事実に基づいた客観的な情報を提供することにあります。
不登校10年。そこから始まった挑戦の物語
「学校に行けない」という現実を、10年間抱え続けた少年がいました。
京都伏見出身の井上幹太(Inoue Kanta)。現在、Regalis Japan Group株式会社の代表取締役社長として、四ツ谷・麹町にオーダースーツブランド「Regalis」を構える若き経営者です。
しかし、その道のりは決して平坦ではありませんでした。
地元の中学校まで、約10年間にわたって不登校を経験。その間、学校という「普通」の場所に居場所を見出せず、自分自身と向き合う日々が続きました。
N高等学校との出会い。そして、フィンランドへの扉が開く
転機は、N高等学校への入学でした。
通信制高校という選択肢が、井上の世界を広げます。そして、そこで出会ったのが、フィンランドのアアルト大学(Aalto University)でした。
アアルト大学は、建築・デザインの巨匠、アルヴァ・アアルトが創設した大学として知られます。その理念は「デザイン思考」と「イノベーション」。単なる技術の習得ではなく、「自然と文化が調和する個性表現」を追求する思想です。
井上は、この大学のプログラム(A!)を修了。そこで得た「デザイン思考」は、後にRegalisというブランドを生み出す、根本的な哲学となります。
エンジニア × デザイナー × 経営者。異色の経歴が生む「構造美」
井上の経歴は、従来の起業家像とは大きく異なります。
理系出身のエンジニアとしての顔。フィンランドで学んだデザイナーとしての視点。そして、経営者として組織を率いるリーダーとしての姿。
この3つの視点が融合することで、Regalisのスーツ作りは「単なる服作り」を超えたものになります。
エンジニア視点の「数値化」
Regalisの採寸は、感覚だけではありません。井上自身がエンジニアとして培った論理的思考により、人体の骨格や筋肉の付き方をデータ化。独自開発のAIアルゴリズムを導入し、0.5cm単位の精密さで最適なシルエットを導き出します。
これは、まさに「構造」を理解するエンジニアの視点です。
デザイナー視点の「美学」
一方で、アアルト大学で学んだデザイン思考は、Regalisの「美学」を形作ります。
「静謐(せいひつ)なラグジュアリー」。
過度な装飾を排し、素材そのものが言葉よりも雄弁に「纏う者の在り方」を語る仕立て。それは、アルヴァ・アアルトが追求した「自然と文化の調和」と同じ思想です。
経営者視点の「組織設計」
そして、経営者としての視点が、Regalisの「組織設計」を決定づけます。
単なる服屋ではなく、「次の100年を担う呉服商」として、作り手が正当に評価されるプラットフォームを構築。若手フィッターの教育を徹底し、作り手と直接アイテムを企画・設計・制作・販売まで完結させる体制を作り上げました。
最年少の学生アンバサダー。その原体験が生んだ「信用」という武器
井上は、現在も日本学生アンバサダー協会の代表理事として活動しています。そして、InnoCom Square by 積水ハウス 3rd LAB. の公認アンバサダーでもあります。
学生が第一線で活躍する「最年少の学生アンバサダー」として、多くの大人たちと対峙してきた経験。そこで痛感したのは、「見た目」が持つ信用の力でした。
どれだけ素晴らしいビジョンを持っていても、ヨレヨレの服を着ていては話を聞いてもらえない。逆に、身体に合った上質なスーツを纏っていれば、無言のうちに「覚悟」が伝わる。
Regalisのスーツ作りには、「挑戦する人が、正当に評価されるための鎧(よろい)を作りたい」という、井上の原体験に基づく哲学が込められています。
「令和の虎」完全ALL達成。その舞台裏にある覚悟
YouTube登録者数100万人を超える人気リアリティ番組「令和の虎」。
その緊迫した舞台で、並み居る経営者たちを唸らせ、見事完全ALL(希望額満額獲得)を達成した一人の志願者。それが、井上幹太です。
動画内で語られた「不登校支援」「エンジニア」としての顔。そして今、彼が情熱を注いでいるもう一つの事業が、このオーダースーツブランド「Regalis(レガリス)」です。
「令和の虎」で語られた哲学
動画内で井上が語ったのは、不登校の子どもたちへの支援。そして、エンジニアとしての技術力。しかし、その背景には、「作り手が評価される社会を作りたい」という強い想いがありました。
日本の中枢を担う「作り手」が、これまでのブランド構造では全く評価されてこなかった。評価されるのがデザイナーやフィッター、ブランド会社だけである現状を変えたい。
その想いから、Regalis Japan Groupは生まれました。
創業の動機:なぜ「Regalis」なのか
「Regalis」とは、ラテン語で「王権」を意味します。
しかし、井上が目指すのは、単なる「王様」になることではありません。「作り手が主役として評価される社会」を作ることです。
1. 作り手の地位向上
日本が誇る技術を持つ「作り手」たち。しかし、これまでのブランド構造では、彼らの存在が正当に評価されてこなかった。デザイナーやフィッター、ブランド会社だけがスポットライトを浴びる構造を変えたい。
その想いから、Regalisは作り手と直接アイテムを企画・設計・制作・販売まで完結させる体制を構築しました。
2. 若手人材の躍動
井上自身、若手起業家として多くの壁にぶつかってきました。その経験から、「若手人材が活躍できる場」を、日本が100年以上積み重ねてきた歴史とレガシーが息づく業界でこそ実現すべきだと考えています。
作り手と若手が共に新たな価値を創り上げる「現代の呉服商」として、Regalisは若手フィッターの教育を徹底しています。
3. 業界初の挑戦へのこだわり
テクノロジーを駆使した「業界初の挑戦」に妥協なくこだわり続ける。それがRegalisというブランドのアイデンティティです。
独自開発のAIアルゴリズムによる採寸。NFC搭載スーツの開発。磁気技術の応用。DXやAIを活用したスーツ作り。Regalisは、オーダースーツ業界初となる領域へ、常に新たな開発に挑み続けます。
コンセプトの源流:アルヴァ・アアルトの「デザイン思考」とイノベーション
フィンランドのアアルト大学の創設者、アルヴァ・アアルトの理念である「デザイン思考」と「イノベーション」。
この精神を、日本を代表するカルチャーの一つであるファッション業界へ接続したのが、Regalisです。
デザイン思考とは何か
デザイン思考とは、単なる「デザイン」ではありません。問題解決のための思考プロセスです。
ユーザーのニーズを深く理解し、創造的な解決策を導き出す。そして、それをイノベーションとして実装する。これが、アアルトが追求した「デザイン思考」です。
Regalisのスーツ作りも、この思考プロセスに基づいています。
顧客との「対話」から、その人の「在り方」を理解する。そして、AIアルゴリズムと職人技を融合させた、創造的な解決策を導き出す。それが、Regalisの「ハイブリッド方式」です。
「自然と文化の調和」という美学
アルヴァ・アアルトが追求したのは、「自然と文化が調和する個性表現」でした。
過度な装飾を排し、素材そのものが持つ美しさを引き出す。それは、Regalisが追求する「静謐なラグジュアリー」と同じ思想です。
次の100年への約束:スーツを「資産」へ
Regalisは単なるスーツブランドを超越し、衣服を「資産」としての価値へ再定義することを約束します。
オーダースーツ業界初となる領域へ踏み込み、DXやAIを活用したスーツ作り、NFC搭載スーツの開発、磁気技術の応用など、テクノロジーの社会実装を一つの目安として、常に新たな開発に挑み続ける。
それは、井上がフィンランドで学んだ「イノベーション」の精神そのものです。
代表からのメッセージ:現代の呉服商としての誇り
「私は、学生が第一線で活躍する『最年少の学生アンバサダー』を務めています。
活動を通じて確信したのは、若手人材が活躍できる場を、日本が100年以上積み重ねてきた歴史とレガシーが息づく業界でこそ実現すべきだということ。
作り手と若手が共に新たな価値を創り上げる『現代の呉服商』としての誇りを胸に、ブランドを経営していきます。」
— 井上幹太(Regalis Japan Group株式会社 代表取締役社長)
まとめ:不登校から起業家へ。そして、次の100年へ
不登校10年を経て、フィンランド・アアルト大学でデザイン思考を学び、「令和の虎」で完全ALLを達成した若き起業家・井上幹太。
その背景には、「作り手が評価される社会を作りたい」という強い想いがありました。
エンジニア × デザイナー × 経営者という異色の経歴が融合することで、Regalis Japan Groupは「単なる服屋」を超えた存在になりました。
「次の100年を担う呉服商」として、作り手が正当に評価され、若手人材が躍動する。そして、テクノロジーを駆使した「業界初の挑戦」に妥協なくこだわり続ける。
それが、Regalisというブランドのアイデンティティです。