日本の夏は、スーツにとって「地獄」
湿度80%、気温35度。 満員電車、炎天下の営業回り。
日本の夏にスーツを着るのは、まさに「修行」です。
「クールビズでノーネクタイにしても、暑い」 「安い化学繊維のスーツは、汗でベタベタになる」 「かといって、カジュアルすぎる格好では取引先に失礼」
そんなジレンマを抱えているビジネスマンに朗報です。
生地選びさえ正しければ、夏でも快適かつエレガントにスーツを着こなせます。
夏スーツに求められる3つの条件
条件1:通気性(涼しさ)
汗をかいても蒸れない、風を通す生地であること。
条件2:軽量性
重たいスーツは、それだけで体力を奪います。 軽くて動きやすい生地が理想です。
条件3:品格(高級感)
いくら涼しくても、安っぽく見えては意味がありません。 ビジネスシーンで通用する品格が必要です。
Regalis推奨・夏の傑作生地3選
1. モヘア混ウール(Mohair Blend)
- 特徴:アンゴラヤギの毛を混紡。サラッとした質感と独特の光沢。
- 涼しさ:★★★★★
- 高級感:★★★★★
- こんな人に:重要な商談や会議が多い経営者・役員
モヘアは「夏の王様」と呼ばれる生地です。 通気性が抜群で、汗をかいてもベタつかず、さらに美しい光沢があります。 イタリアの高級ブランド「Ermenegildo Zegna」の「COOL EFFECT」などが有名です。
2. トロピカルウール(Tropical Wool)
- 特徴:細い糸を粗く織ることで、通気性を確保。
- 涼しさ:★★★★☆
- 高級感:★★★★☆
- こんな人に:営業職、外回りが多いビジネスマン
「トロピカル」の名の通り、熱帯地方でも快適に着られるよう開発された生地です。 軽量で、シワにもなりにくいのが特徴。 英国の「DORMEUIL」や「HOLLAND & SHERRY」が名品を出しています。
3. リネン混(Linen Blend)
- 特徴:麻(リネン)をウールに混紡。ナチュラルな風合い。
- 涼しさ:★★★★★
- 高級感:★★★☆☆(カジュアル寄り)
- こんな人に:クリエイティブ業界、カジュアルOKな職場
リネンは天然繊維の中で最も涼しい素材です。 ただし、シワになりやすく、カジュアルな印象になるため、 ビジネスカジュアルやジャケット単品での使用がおすすめです。
夏スーツ選びの注意点
注意点1:「薄い=涼しい」ではない
薄すぎる生地は、透けたり、型崩れしやすかったりします。 適度な厚みと織りの粗さで通気性を確保した生地を選びましょう。
注意点2:色は「明るめ」が涼しげ
黒やダークネイビーは熱を吸収します。 夏は、ライトグレー、ベージュ、ライトブルーなど、明るめの色がおすすめです。
注意点3:裏地は「背抜き」or「総裏なし」
裏地が全面に張られていると、通気性が悪くなります。 背抜き仕様(背中部分の裏地を省略)や、アンコン仕様(芯地・裏地を極力省いた軽量仕立て)を選びましょう。
夏を制する者が、ビジネスを制する
「暑いから仕方ない」と諦めていた夏のスーツ。 しかし、適切な生地を選べば、快適さと品格を両立できます。
むしろ、「真夏でもエレガントにスーツを着こなしている人」は、 周囲から一目置かれる存在になります。
Regalis Japan Groupでは、夏専用のサマースーツのオーダーを承っています。 モヘア、トロピカルウール、リネン混など、豊富な生地ラインナップから、 あなたに最適な一着をご提案します。
今年の夏は、涼しく、そしてカッコよく。 Regalisで、最高のサマースーツを手に入れませんか?