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2025.11.23

安倍晋三氏の「戦うスーツ」。銀座の名門テーラーと「青」の戦略的装い オーダースーツ研究所

オーダースーツ研究所 by Regalis Japan Group株式会社

安倍晋三氏の「戦うスーツ」。銀座の名門テーラーと「青」の戦略的装い オーダースーツ研究所 オーダースーツ研究所 by Regalis Japan Group株式会社
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オーダースーツ研究所とは

Regalisでは、オーダースーツ業界全体の認知や実態を把握しながら、研究開発とナレッジ発信を推進しています。 当団体では、業界トレンドと一次情報をまとめた「Journal」を通じて、読者の意思決定を支援します。

オーダースーツ研究所とは

四ツ谷麹町オーダースーツ「Regalis Japan Group」が運営する「オーダースーツ研究所」は、スーツの基礎知識から歴史、近代オーダースーツのトレンド、設計・デザイン、ブランド同士のコラボレーション思考までを調査する専門機関です。

我々リサーチャーは、さまざまな生地メーカーや作り手のこだわり、技術を探求し、その成果を無料のレポートおよびコラムとして発信しています。

本研究所の目的は、読者の皆様がご自身のワードローブを判断し、自信を持って「本物」を選び取るための、事実に基づいた客観的な情報を提供することにあります。


一国のリーダーにとって、スーツは単なる衣服ではありません。それは、言葉を発する前から自身のスタンスを表明し、国際社会での信頼を勝ち取るための「外交ツール」です。

第90代、および第96代〜98代内閣総理大臣を務め、憲政史上最長の在任日数を記録した安倍晋三氏。テレビやネットを通じ、我々が最もその姿を目にする機会が多かった政治家の一人と言えるでしょう。

彼のスタイルを分析すると、決して派手ではないものの、計算し尽くされた「信頼獲得」のための戦略が見えてきます。

今回は、日本のトップリーダーが選んだ「テーラー」と、彼が巧みに使い分けた「色彩心理」、そして手元に光る「メイド・イン・ジャパン」へのこだわりについて紐解いていきます。

「銀座英國屋」と「壹番館」 日本の老舗を選ぶ意味

裁縫道具のアンティーク[コレクション](/collections.html)

外交を支えた「ジャパン・クオリティ」の最高峰

安倍氏が愛用していたスーツは、主に「銀座英國屋」「壹番館」といった、日本を代表する老舗テーラーでオーダーされたものでした。

これら2つのテーラーは、長年にわたり多くの政治家や経済界のトップ、セレブリティに愛されてきた名門です。なぜ、彼は海外の有名ラグジュアリーブランドではなく、日本の老舗を選んだのでしょうか。

それは、諸外国の首脳を相手にする外交の場において、「他と見劣りしない、世界基準の品質」が求められるからです。日本の職人が仕立てるスーツは、緻密な縫製と体型補正技術において世界でもトップクラスの評価を得ています。自国の職人が仕立てた最高のスーツを纏うこと自体が、日本の技術力への自信を示すメッセージとなり得るのです。

新しい選択肢としての「S-style」

また、老舗だけでなく、銀座にあるオーダースーツ店「S-style」も利用していました。特に、同店の最高峰レーベルである「IMPERIAL SUIT」を着用していたとされています。

伝統的な重厚感だけでなく、現代的なカッティングや機能性を取り入れる柔軟さも、長期政権を維持した彼のバランス感覚に通じるものがあるのかもしれません。

ネクタイの色で語る「印象操作」の極意

グレーのスーツコーディネート

「青」が示す誠実さと知性

安倍氏の装いで最も印象的なのが、頻繁に着用していた「青いネクタイ」です。

色彩心理学において、ブルーは「誠実」「知的」「冷静」といったイメージを与え、相手に好印象を残す効果が高いとされています。国会答弁や重要な会見など、論理的な説明と信頼性が求められる場面において、彼は意識的に青を選んでいたことがうかがえます。総理大臣としての立場をわきまえ、TPOに合わせた色の選択を徹底していました。

ここぞという時の「イエロー・ゴールド」

一方で、常に青ばかりではありませんでした。彼は時折、公共の場でイエローやゴールド系のネクタイを着用することもありました。

黄色は有彩色の中で最も明るい色であり、「明るさ」「社交性」「親しみやすさ」を演出するのに適しています。選挙演説や、国民に向けたポジティブなメッセージを発信する際など、自身のエネルギーを伝えたい場面でこの色が選ばれていたのです。

ネクタイ一本で自身の内面やスタンスを表現する。これこそが、エグゼクティブが身につけるべき「装いのマネジメント」です。

左腕に光る「SEIKO」へのこだわり

スーツやネクタイだけでなく、腕時計選びにも彼なりの美学がありました。

世界と戦うための「国産時計」

安倍氏は、スイス製の超高級時計ではなく、日本の時計メーカー「SEIKO(セイコー)」を愛用していました。

具体的には、GPSソーラーウォッチである「アストロン」や、メカニカルシリーズの「SARC013」などを好んで身につけていたといわれています。

トップリーダーが自国のメーカーの時計を身につけることは、国内産業への敬意とアピールになります。また、正確無比な時を刻むSEIKOの時計は、実務家としての彼の姿勢とも重なります。

まとめ:装いは「無言のメッセージ」である

安倍晋三氏のスーツスタイルから学べることは、「装いは相手への敬意であり、戦略である」という事実です。

  1. 信頼できる老舗テーラー(銀座英國屋、壹番館)を選び、品質で妥協しないこと。
  2. 色彩(ネクタイ)の効果を理解し、TPOに合わせて自身の印象をコントロールすること。
  3. 自国のプロダクト(SEIKO)を愛用し、自身のアイデンティティを大切にすること。

これらは、政治家だけでなく、ビジネスの最前線で戦うすべてのリーダーにとって普遍的な教訓となります。

Regalis Japan Group株式会社もまた、日本の職人技術を結集した「世界に通用する一着」を提供することを使命としています。あなたも、自身のキャリアや信念を語るような「戦うスーツ」を仕立ててみてはいかがでしょうか。

ご来店予約

Regalis YOTSUYA Loungeにて実施。ご来店の際にはJR四ツ谷駅、東京メトロ丸ノ内・南北線 四ツ谷駅 麹町グループ本社までお越しください。

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