オーダースーツ研究所とは
Regalisのリサーチャーが、テーラーの接客・補正技術・顧客体験を調査し、読者にとっての最適な選び方を提示するメディアです。ここでは「良いフィッター」が必ず聞いてくる質問と、避けるべき対応を具体的に示します。
結論:質問の深さが仕上がりを決める
良いフィッターの3つの質問
- 用途と頻度:どんな場面で何日/週着るか
- 季節と環境:室内外の温度差、移動手段(電車/車/徒歩)
- 体型変化の予定:減量・筋トレ・季節のむくみ

なぜ重要か
- 生地選び(目付・通気性)と裏仕様が環境で決まる
- 縫い代の残し方や袖・裾の調整幅が体型変化に直結
- パンツのタック数・裾幅は頻度と移動手段で最適値が変わる
避けるべきサインと質問例
NGサイン
- 用途を聞かず「この生地が人気です」で押し切る
- 裾幅や袖丈の希望を細かく確認しない
- 体型補正(前肩・反身体型)に触れない

逆質問で見極める
- 「この生地は週何日着る場合に向きますか?」
- 「前肩気味だが、袖のいせ込みを強めにできますか?」
- 「ウエスト出し・袖出しの縫い代はどれくらい残せますか?」
体型別のチェックポイント
前肩・巻き肩
- 袖付け位置を前に振り、袖山のいせ込みを増やせるか確認。
- ラペルの浮きを抑えるクセ取りが入るか。
反身体型・猫背
- バックバランス(着丈前後差)を調整できるか。
- 肩線を動かし、首周りの詰まりや背中のシワを防げるか。
裾幅と移動手段
- 徒歩が多い場合は裾幅を19〜20cmに設定し、裾のダメージとテカりを防ぐ。
- 車移動が多いなら膝回りにゆとりを入れ、座ったときの突っ張りを軽減。
まとめ:質問と補正提案をセットで確認
- 用途・季節・体型変化の3質問があるかをチェック。
- 質問に対し、補正や生地選びの具体策が返ってくるかを見る。
- 逆質問で縫い代や袖付けの調整可否を確認。
このプロセスを踏めば、仕上がりの再現性が高いテーラーを選びやすくなります。