オーダースーツ研究所とは
Regalisのリサーチャーが、国内外の仕立て手法や補正技術を比較し、読者が最適な選択をできるよう情報提供する専門チームです。本稿ではイージー・パターン・フルオーダーの違いを整理し、体型と用途に合わせた診断フローを提示します。
先に診断結果:体型と用途で決める
ざっくり診断
- 標準体型+ビジネス中心:イージー〜パターンで十分。コスパ優先。
- 前肩・撫で肩・反身体型:パターンオーダーで袖・肩周りを補正。
- 左右差や特殊体型/最高のフィットを求める:フルオーダーで型紙から作成。

納期と価格感
- イージー:3〜5週間/5〜8万円
- パターン:4〜7週間/8〜15万円
- フル:6〜10週間以上/15万円〜(仮縫い含む)
詳細比較:補正範囲・コスパ・満足度
補正範囲
- イージー:肩幅・着丈・袖丈・ウエストを既成パターンから微調整。
- パターン:前肩・姿勢(反り/猫背)補正、パンツの膝位置・尻ぐり調整まで対応。
- フル:体型データを型紙化。左右差や歩行癖まで反映し、仮縫いで再調整。

コスパの考え方
- 毎日着るビジネススーツは、耐久と直しやすさを重視。パターンでも毛芯・縫い代確保を選べば十分長持ち。
- 特別なイベントや体型悩みが大きい場合は、フルで「不快感ゼロ」を取りに行くのが合理的。
ケース別の最適解
ビジネス(週3〜5着用)
- パターンオーダー+毛芯+本切羽。袖丈と裾幅の調整幅を残し、ローテーションを前提に。
セレモニー(結婚式・登壇)
- イージーでも可。色柄とシルエットを優先し、コストを抑える。写真に残るなら仮縫い付きパターンが安心。
体型課題(前肩・撫で肩・O脚)
- パターンで前肩と袖山のいせ込みを強め、裾幅と股下ラインで膝抜けを防止。左右差が大きければフル。
まとめ:補正範囲とTPOで選ぶ
- 標準体型ならイージー〜パターンで十分。芯地と縫い代を確認する。
- 姿勢補正や左右差が気になるならパターン。仮縫いがあると失敗率が下がる。
- 一生の1着や特殊体型ならフル。仮縫いで体感を詰める。
目的と体型の複雑さに合わせて投資額を変えれば、コスパよく満足度の高い一着が得られます。