オーダースーツ研究所とは
Regalisのリサーチャーが、スーツの基礎知識からトレンド、心理効果まで調査し、読者の意思決定に役立つ情報を発信する研究機関です。本稿では「20代でオーダーは早い?」という疑問を、印象評価と自己効力感のデータから検証します。
結論:若手ほど「サイズ感」への投資リターンが大きい
なぜサイズが効くのか
- 印象形成は初頭効果で9秒以内に決まる:肩とウエストラインが整うだけで信頼度が上がる。
- 自己効力感の向上:フィットした服は姿勢を補正し、声量・発話スピードが安定する。
- 差別化が安価にできる:デザインよりサイズ調整がコスパ高。若手でも無理なく投資できる。

予算を抑えつつ効かせるポイント
- 生地はSuper100’s〜110’s、色はネイビー無地を選び、芯地と縫製に予算を振る。
- パンツはワンタック+シングル裾で、膝抜けと裾ダメージを抑える。
- 裏地は背抜きで涼しく、春〜秋を長くカバー。
データで見る「サイズ感」と評価
肩幅・着丈・裾幅の印象差
- 肩幅±1cm以内:袖山のシワが消え、清潔感スコアが+0.4(自社調査 n=48)。
- 着丈はヒップの中程:短すぎるとカジュアル化、長すぎると重たく見える。
- 裾幅19〜20cm(身長170cm基準):クリースが消えにくく、脚長効果が出やすい。

若手の失敗例と修正案
- 失敗:タイトにし過ぎて背中に横ジワ → 修正:背幅・袖ぐりにゆとりを入れる。
- 失敗:着丈を短くしすぎてカジュアル化 → 修正:ヒップ中程まで戻す。
- 失敗:裾幅を細くしすぎて靴に当たりテカり発生 → 修正:裾19〜20cmで落ち感を作る。
20代が選ぶべき仕様と順番
優先順位
- 採寸と補正:前肩・巻き肩補正で肩周りのシワを消す。
- 芯地と縫製:ハーフ〜総毛芯で立体を作り、袖付けはいせ込みをしっかり。
- 色柄:ネイビー無地→チャコール→細ピッチストライプの順で拡張。
- 付属:ボタンは水牛、裏地はキュプラを後からアップデートでも可。
予算の組み方(6〜9万円想定)
- 生地:3.0〜3.5万円
- 仕立て:2.0〜2.5万円(毛芯・本切羽込み)
- 付属:0.5〜1.0万円(ボタン・裏地)
まとめ:最初の一着は「無地×サイズ×芯地」
- 20代こそサイズ感の投資リターンが大きい。印象と自己効力感が同時に上がる。
- 無地ネイビー+毛芯仕立て+前肩補正をベースに、裾幅と着丈を適正化。
- 付属や柄の遊びは2着目以降で十分。まずは「正しいサイズ」の1着でスタートするのが最速ルートです。